TT制度のシンポジウム

昨日、「地方総合大学における若手人材育成戦略シンポジウム」に参加し、結構勉強してくました。
とくに市川惇信先生の演説がよかった。

市川先生はまず、研究者個人について語った。とくに、注目したのは研究の「originality」。

「originality」の語源は「origin」= 起源、発端、源泉、源とのこと。
ということは、「originality」= 起源性。独創性や創造性ではない。大学の研究者は「オリジナルな研究成果」をしないといけないと訴え、「起源となる成果」を目指すことだと。

また、この様なスライドを出しました。


Figure 1. 研究開発の性格の2次元表示

これは、研究を大きく2軸に分類した図です。研究には「applied」と「non-applied」の軸と「breakthrough」と「incremental」の軸がある。起源となるような研究はQ1とQ2に存在しています。

そして、組織の役割についても語った。
● 研究組織管理運営について、5つの原則を述べた。
● 広い領域での優秀な研究者を採用する
● 異なる背景の研究者を集める
● 研究者に明確なVisionを与える
● 研究者に自由に発想させる
● 相互に刺激し合うよい雰囲気を維持する

さらに、こういった「狭い分野の人はBreakthroughの創発に貢献できない」。

このようなことから、僕はあらためて組織のリーダの役割は重要だと感じました。やはり、Visionを見せてもらいたいですね。そして、できるだけ多く、センターの皆さんと交流しなきゃと感じさせられた。

今後からは独創性の高い起源となるような研究を目指します。

そのまえに、もうちょっと日本語も勉強したほうがいいかも。


ちなみに、市川惇信先生のHPにリンクしました。

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