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3月, 2010の投稿を表示しています

今回も無事終了

毎月鹿児島にいって、桜島の海岸域の藻場の中の流動環境を調べています。いつも長い時間ウェットスーツのまま作業していて、とても寒いおもいをしますが、灰にやられたのは初めてだ。陸に置いたものはすべて灰まみれ。弁当を食べようとしたら、灰ふりかけ。たのしいね。

ヒジキの付着器

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かわいいです

ワカメの付着器

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ワカメ

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ワカメ

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まだ小さいですね。

噴火している

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今日も元気そうです。

桜島の調査

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また調査しにきました。いま、センサーが干上がっているので、休憩しています。水温は17、℃気温は14℃。風が冷たいです。いまから潮が上がります。

藻類学会第34回大会@筑波大学その2

今回発表した研究は鹿大のT田先生と共同でやったものです。実は、彼がほとんどの仕事をして僕はあまりなにもやっていません。T田先生の研究室が長年蓄積した鹿児島県の離島の藻類調査のデータと波のデータを一緒にまとめて分析しただけです。その結果、沿岸域の波浪状況により藻類の種数が変動することを明らかにした。ま、現場に潜っている方々は向かしから知っていることですので、僕はただ数値かしただけです。 ところが、一部の研究者は僕の解析について強い反論をしてくれたため、久しぶりにテンションがあがり興奮しちゃいました。いいですね。とくに、波浪や波エネルギーの表現について、鮫のようないきよいで突っ込んでくれました。実はですね、僕はsurf similarity(砕波帯相似パラメーター)の無次元変数を使って藻類が生育する環境の波浪を表しています。そして、発表しているときに何回か、パラメターは波浪や波エネルギーと比例しているといいました。たぶん、すれが気に入らなかったんではないかと思います。 たしかに、そのパラメータは相対的な値です。たしかに、それは主に砕波の形の分類に使われているものです。でも、エネルギーと比例していないっと言うことはどういうこと? やはり、詳細な説明が必要ですね。 波が沿岸に移動する過程で、海底との摩擦や熱・乱流などのプロセスにより、波エネルギーが減少します。海岸は0%〜100%の波エネルギーを反射する可能性はあります。たとえば、直立に立つ崖は100%に近いエネルギーを反射する可能性はありますが、干潟や勾配の低いところはあまりエネルギーを反射しません。これはreflection coefficient(反射係数)で表することができますが、波の動態はとても複雑なので、現在でも理論上の計算は難しい。ということで、現場の砕波を観察していく必要がある。そこで、先ほどあげた砕波帯相似パラメーターが便利です。同時に海底の勾配と波の傾斜を使うことにより、沿岸域の波の形を表すことに広くつかわれています(計算は前日発表したポスター Nishihara Laboratory: 日本藻類学会第34回大会 を参考に)。さらに、昔から、反射係数(K)と砕波帯相似パラメーター(kai)の関係は明らかにされています(K ~ kai^2)。ということで、砕波帯相似パラメーターは波浪や波エネルギーと比例して

藻類学会第34回大会@筑波大学

いや〜今年はオーラルとポスターの両方の発表をしてきました。その内容について、一部の方々は反論してくれましてので、今年はとても刺激的でした(詳細は次のポストを)。それにしても、なかなか、qualityの高いものがたくさん発表された。久しぶりにおもしろかったと感じました。そして、今大会では、いくつかの傾向がみられました。1)分類の発表が少なくなった。2)光合成などの生理学的研究に関する発表も少なかった。3)藻場再生に関する研究は去年と同じぐらいの発表数があった。4)波と藻類に関する関心が増えている。というかんじかな。微細藻類についてはまったく知りませんが、公開シンポの内容は藻類エネルギーがテーマだったので、それなりに盛り上がったとおもいます。 個人的には、黒潮生物研究所のT中さんのホンダワラ分布と波あたりについての発表はとくに、印象に残りました。早くそれを引用出きるような論文に出して欲しいですね。

日本藻類学会第34回大会

あしたから、藻類学会の第34回大会が始まります。今回、筑波大学で開催される大会では口頭発表とポスター発表をします。オーラルは今夜までに出来上がるとおもうが、 ポスター は今朝センターの大型プリンターで印刷した。 出来上がりは悪くないと思っています。

あれてます

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暴風警報がでたので、センターの裏にある海岸を見に行った。

ワカメ

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センターの裏にある海岸のものです。結構潮間帯の高いいちにあったワカメなので、小さいほうです。

コウロギとカエル

今夜、はじめてコウロギとカエルが聞こえる。やっと冬がおわる。

調査終了

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今回の調査はキツイ!1日目は大雨で、落雷のため何回も中断した。2日目は朝の9時半にでて、11時半から調査をはじめた。今日は7時間もウェットスーツをきて、最高記録を達成。Tやくんの協力のおかげで上手くいった。ありがとう!

目の前で網を引いています。

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トレーサーうった後

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黄緑色のトレーサーは見えますか?

ハカマゴシ2日目

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今日は比較的にいい天気。

T田研のTやくんも頑張っている!

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また雨が。

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データなしで帰るつもりはないね。

雨が上がった!

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雨と雷のため、足湯の調査にかえました。